おみくじ用品
おみくじについて
おみくじは、『日本書紀』に「玉籤太萬久之」と「くじ」という文句が出てくるため、相当むかしから使用されていたことがわかります。祭礼のときに、あらかじめ名前を書いた紙片の山に神主が御幣をふって、それについた紙片で物事を決定する釣籤・玉籤・振籤は今でも行われています。しかし、今日のように「おみくじ」として庶民の間で利用されるようになったのは、江戸時代に入ってからであると推測されます。神社では、おみくじを木に結び付けているのをよく見かけます。神道では、「結び」の信仰があり、結び方によって実現を願ったり、心を鎮めたりします。おみくじを木に結ぶことも願いが結ばれるようにとの祈りを込めた民間の風習といえるでしょう。しかし、木におみくじを結び付けることは木を傷めることになりますので、できるだけ神社に備え付けてある「みくじ掛」に結び付けましょう。